QCサークル活動は業務なのか?

<トヨタ自動車の話>

2007年11月、名古屋地裁は、

客観説TQMの考え方に沿って、

勤務中に急死したトヨタの元社員の過労死を認め、

QCサークル活動について、

“業務と判断するのが相当”との判断を示しています。

これを受けてトヨタ自動車は、

QCサークル活動を業務と認めました。

原則として残業代を全額支払うことを決め、

2008年6月1日から、

残業代支給の上限が撤廃されています。

トヨタのQCサークル活動は、

生産現場の従業員全員の参加が原則で、

活動の成果は人事評価の対象でありました。

また、活動は事前に上司への申請を行うものとし、

管理職の指揮下にあることを正式に認めています。



QCサークル活動は業務であるという考えは、

他の製造業にも広がっていきそうですね。

というか、広がっていますね。

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QC七つ道具@管理図

<QC七つ道具@管理図>

工程の安定状態を管理するために用いる各種のグラフや、

管理図の総称。

x-R管理図、p(不良率)管理図、

pn管理図など色々なものがあり、

規格限界、管理限界線などを図に加え、

測定値を評価して工程の管理に役立てます。

見易い統計的な管理には、

現在では欠くことのできない重要な手法です。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

<関連用語>

規格限界:

品質特性の許容限界値を規定するため、

規格の中に与えてある限界。

管理限界線:

見逃せない原因と偶然の原因とを見分けるために、

管理図に設けた限界線で、

上方管理限界(UCL)、

下方管理限界(LCL)があります。

通常は3σ法と言って、

標準偏差の3倍の幅を中心線(または平均値)の上下に設けて、

管理幅としています。

管理幅は当然、

規格限界よりは厳しくなければいけません。

3シグマ限界:

上の3σの管理限界をいいます。

大切なことは、正規分布においては、

測定値の99.7%がこの限界内に納まるから、

これをはみ出す測定値は異常とされる点です。

2σを管理限界として厳しくし、

矯正の目的に用いることもありますが、

この時は工程が安定していれば、

測定値の97%は限界内に入るはずです。

傾向:

管理図の測定点が順次上昇または下降すること。

連:

同じ特徴を持つ引き続いた測定点のつながり。

例えば中心線の上ばかり7点続けば異常傾向、

下降ばかり7点続いても異常傾向として処置が求められます。

異常点:

偶然を超える確率で管理限界から外れた点です。

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QC七つ道具@散布図

<QC七つ道具@散布図>

二つの変数の一つxを横軸に、

yを縦軸にとって、

その関係を示す測定点をプロットしたものです。

xとyの相関分析に使用します。

ある変数が、

測定値に関係するかしないかの検定をする際に必要となります。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

<関連用語>

相関分析:

二つの変数の相関係数などについて、

推定や検定を行うことです。

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QC七つ道具@チェックシート

<QC七つ道具@チェックシート>

品質管理点検記録。

表の類で、

管理項目や条件によって色々な形式が考えられます。

品名、材質、ロット数量、表面処理規格、

日程計画、作業条件、設備記録、作業者、

作業日程、工程点検、検査方法、検査記録、

不合格品処置、異常記録などの点検と確認が必要となります。

品質保証には、

適確なチェックシートの確認が第一条件として揚げられ、

さらにロット管理や包装・保管管理までが必要となります。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

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QC七つ道具@パレート図

<QC七つ道具@パレート図>

不良項目などを内容により層別して、

出現度数の大きさの順に並べ、

さらにそれらの累積の和を、

グラフとしてプロットしたもの。

改善処置をとる場合、

能率的な重点管理などに利用されます。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

<関連用語>

パレート曲線:

出現度数の大きい順に累積曲線を描いたもので、

ABCの順番に大きいものから、

対策するABC分析などに用いられます。

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QC七つ道具@層別

<QC七つ道具@層別>

母集団を発生の特徴などによって、

幾つかの層に分けること。

測定値のばらつきの発生原因の追求、

工程・設備の改善などに有効です。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

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QC七つ道具@ヒストグラム

<QC七つ道具@ヒストグラム>

測定値を一定の幅で分割したx軸上の範囲に、

y軸を出現の度数にして、

幅をもった棒グラフとしたものです。

ロットの傾向、規格適応性、工程や測定の異常、

選別結果などがよく判ります。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

<関連用語>

度数分布:

測定値の同じ値の出現度数の分布。

区間に分ければヒストグラム。

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QC七つ道具@特性要因図

<QC七つ道具@特性要因図>

俗に「魚の骨」と呼ばれ、

不良などと原因との関係を系統的に表した図で、

原因追求、改善対策などの処置に非常に効果的です。

QCサークル活動でも大いに役立ちます。

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QCサークル活動運営上の心構え

QCサークル活動運営上の心構え

1.自己啓発を最大の目的とする。

2.自主性を持って行動する。

3.グループとしての活動を大切にする。

4.それぞれの職場で全員参加の小集団を理想とする。

5.SQC手法を武器にする。

6.現場に密着した活動でなければ成功しない。

7.永続性を持った活動にする。

8.相互啓発も大切な要素である。

9.創造性豊かに活動する。

10.問題意識・品質意識・改善意識をたえず持ち続ける。

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QCサークルの運営

QCサークルの運営

QCサークル活動は、

原則としてラインの業務の時間外に行います。

その内容によって、事務局は予算処置を執り、

相応の実費を支払うこともあります。

当然QCサークルは必要に応じて、

実験・実習・評価・発表・事務局を通じて、

所属責任者の責任下で、

実際のライン業務への処置などを行うことになります。

そして、その成果による謝金は、僅かであっても、

企業としての謝意を表し、名誉として認める必要があります。

社外に発表する機会も与え、

社外QCサークルとの交流も奨励されます。

QCサークル会合は少なくとも月一回以上、

定期不定期を問わず、短時間(通常1~2時間、

時には休憩時間など5~10分会議)でも活発に行うことが大切です。

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QCサークルの登録

QCサークルの登録

所属する職場、職域の部課、

または部門の責任者の了解と指導のもとに、

QCサークルの事務担当部門に登録します。

勿論、企業ではこれを管理し育成・援助します。

できれば、QCサークル本部(日本科学技術連盟)に登録して、

活動の研鑽と学習を図ることも考えます。

ISO 9000 シリーズの認証取得を目標にする場合に、

その可否が問われているが、これに対応すべく、

日本科学技術者連盟を中心に、

TQC再構築が行なわれています。

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QCサークル活動は職場の問題提起が必須

QCサークル活動は職場の問題提起が必
 
いかに機械化・標準化が進もうが、

問題のない職場など存在しません。

職場の小集団で、少しでもマンネリ化をなくする目的で、

身近な生産工程改善や、不良対策をテーマに、

QCサークルを組織することから始めることが大切です。

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QCサークルの発足

QCサークルの発足

業務組織それぞれの品質管理委員を中心として、

品質や生産管理の問題をテーマにした直接関係者による小集団、

つまりQCサークルを組織します。

ラインの責任者がリーダーになっても、

委員がリーダーになっても良く、

問題が大きければプロジェクトを組んで、

さらに上部の責任者をリーダーにすることもあります。

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QCサークル活動は5S運動から

QCサークル活動は5S運動から

5Sとは、整理・整頓・清潔・清掃・躾のことで、
 
5S運動は総ての企業活動に先行するといってよいでしょう。

また、この運動は全員参加の活動として、

教育訓練でいう「動機づけ」に何よりの手段であり、

その効果は比較的大きいです。

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QCサークル活動の導入

QCサークル活動は、日本的な品質管理の活動で、

1962年に日本科学技術者連盟によって全国的な組織化が図られました。

現在では海外でもQCC(Quality Control Circle;

品質管理小集団活動)として有名な活動です。

TQCが品質管理に対するトップからの体質改善であれば、

QCサークルはボトムからの体質改善であるとも言えます。

QCサークル活動とTQCの成果には密接な関係があり、

TQCを方針として打ち出した企業にとって、

殆どの場合にQCサークル活動が結果的に必要となります。

QCサークル活動を取り入れないとTQCはなかなか成功しません。

品質管理委員会と品質保証の管理部門のみでは、

現場のライン内での日常の品質管理は難しいです。

実際問題として、日常の生産活動の中で、

“品質を造り込みさらに向上させる”意識を持ち続けるには、

サークルによるバックアップがなければ、

積極的な改善と処置の保証はできないことが実証されています。

教育訓練によって、

サークルの温床を企業が全力を傾けて造る必要があります。

ISO 9000審査登録制度の発足以来、

欧米の企業体質に馴染まないQCサークル活動は、

方向を見失ったかに見られます。

しかし、ISO 14000の環境システムも含め、

その要求するところは絶えることのない改善活動であり、

最終的には、

従業員個々の改善に対する意識と活動が支えになります。

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QCサークル、QCサークル活動とは?

QCサークルとは、品質の向上を目指す小規模集団のことを意味します。

そして、QCサークル活動とは、

その品質改善小規模集団の活動全般を指します。

職場で小グループを作って、

不具合を改善し、より良い職場環境を創ったり、

お客様からも喜ばれるように継続的な活動をしていくわけです。

QCサークル活動は基本的には自主的な活動ですが、

会社から給与が支給される場合も多いです。

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QCとは?

OCとは、英語の Quality Control(クォリティ・コントロール)の略で、

品質管理を意味します。

顧客に提供する商品、

及びサービスの質の向上を目指した企業の一連の活動体系で、

JIS Z 8101では、「買手の要求に合った品質の品物、

又はサービスを経済的に作り出すための手段の体系。」と定義されています。

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